Unique Form by Imaginary Aerodynamics / 個性を生み出す空想的空力フォルム
Chapter 3 - Section 2 - Subsection 2
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第3章 第2節 第2項
1930年代から、空気抵抗を減らすため車体に流線形が採用され始めました。当初は空想の中で描かれた形状も多く、科学的根拠に基づいていない分、現代車に見られない個性的なデザインの車が存在します。
箱形スタイルの角を丸めただけの流線形が多い中、「水滴」という名のアバルト・ゴッチャは、リア・エンジン・レイアウトということもあって、車体前面から後に向かって細くなるという珍しいティアドロップ(teardrop-shaped涙の滴)形をしています。現存する実車もわずか数台という稀少車です。
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マーコスは、レーサーのジェム・マーシュ(Jem Marsh)とエンジニアのフランク・コスティン(Frank Costin)が、レーシングカー設計製造のために設立したメーカーで、社名は2人の名(Mar+Cos)に由来します。ミニ・マーコスは、ミニの駆動系にFRPボディを架装し、1966年のル・マン24時間耐久レースで英国車唯一完走を果たした車です。英国特有の自分で組立てる「キットカー」として発売され、マーク1からマーク6までシリーズ化されています。
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