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2017.08.13

ロンドン散策 その5

夏休みを8月9日(水)~11日(金)まで3日間もらい、10日~13日まで集中的にロンドンの観光地を散策した。その期間の見聞をテーマ別にまとめ、何日間かで紹介していく。総じて言えるのは、7~8月の学校夏休み期間はどこも観光客で満ち溢れ、気ままな観光はままならないと言うこと。人気施設はチケットの購入や入館で長蛇の列に並ぶので、思い付きで行くととんでもない時間を待つことに費やす。スケジュールが可能なら、Off-peak時期を狙われることをお勧めする。

 ロンドン・アイ : 眼下に収める都市の全貌

ロンドンの人気観光地の一つ。ウェストミンスター橋から眺めると大きさが良く分かる。135mの高さから、テムズ川対岸の国会議事堂やバッキンガム宮殿、テレコム・タワーやセント・ポール大聖堂など、遠くまで広がるロンドンの街を360度見渡すことができる。8月11日に訪問した。

住んでいる部屋(10階)からロンドン・アイが見えるのだが、さすがにどの建物が自宅か判別することはできなかった。

 DCスーパー・ヒーローズ : レゴで組んだDCコミック・ヒーロー達の競演

ロンドン・アイから、ミレニアム・マイル(テムズ川沿いの遊歩道)と反対側の道を興味津々で歩いていると、いかにも仮設テントという怪しい施設が現れた。私は大好きなバットマンのイラストを見逃さなかった。入場料が£16.5(2千円以上)と高額だったが、9月初旬までの期間限定イベントだったこともあり、取り敢えず入ってみた。すると、『Art of the Brick : DC Super Heroes』 と題された、レゴ・ブロックで組上げたほぼ等身大のDCコミック・ヒーロー像の展示会だった。右のコミック表紙もレゴで再現。

実は私はレゴの大ファンで、結構な数の商品を保有している。東京(江東区)に居住中は、ららぽーと豊洲のレゴ・ショップにもよく通っていた。二十数年前もデンマークのレゴランドを訪ねている。私のレゴによる作品創作のテーマは航空機へ変形するロボットなのだが、バットマンのファンでもあるので、二重に楽しむことができた。作者の創作技量と芸術性に驚くばかりで、最後に現れた実物大のバットモービルは圧巻だった。

 バッキンガム宮殿 : 夏の特別公開

バッキンガム宮殿

衛兵パレードやホース・ガーズ交代などで賑わう観光地だが、エリザベス女王がスコットランドのバルモラル城で静養されている夏の期間、一部の公務室が公開される。日本語の音声ガイドも付いて、なかなか充実した観光内容だった。内部は撮影禁止なので、外観のみで勘弁してほしい。訪問した8月12日は国際陸上の開催中であり、大通りのザ・マルは閉鎖され、翌日のレースの準備が行われていた。

 ロンドン博物館 : 都市の歴史を紐解く

ロンドン博物館

ロンドンという都市の歴史や成立ちについて知るには、ロンドン博物館が最適(8月10日に訪問)。道路のランド・アバウト上に建っており、ローマ人がシティの周りに築いた城壁を取り込んだようなユニークな形式。この日初めて知ったのだが、かつてのシティは城塞都市だったらしい。まだ文明が成り立つ以前の時代から、現代のロンドンが形成されるまでの様々な遺物や文物が展示されている。

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Headmaster / 学院長

1965(昭和40)年生まれ射手座A型のスーパーカーブーム直撃世代。小学高学年でガンディーニ・デザインに魅了される。
時を経て1990年、ロンドン駐在時に英国製の1/43精密モデルカーに出会い収集を始める。1998年の帰国後は、国内の専門ショップに収集拠点を移し、現在に至る。
スーパーカーを主軸とするロードカー・2ドアクーペに車種を限定することで、未組立キットを含め約5000台を収集。
モデルカーの認知拡大、コレクターへの支援、業界の充実発展を願い、主力3700台を『世界モデルカー博物館』に展示。
同時に、展示作品の愉しみ方を解説する本サイト『モデルカー学』を開講。現在も「コレクター道」を実践・追究している。

―2015年5月現在―

2017年6月末に英国ロンドンへ再赴任し、現在ロンドンから欧州の様々な情報をブログとFacebookで配信中。

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